エアコン配管の種類と役割とは?設置前に知っておきたい基礎知識
エアコンを設置する際には、単に室内機と室外機を取り付けるだけでなく、
それらを適切に接続するための配管や電線、ドレンホースが必要になります。
これらの部品はエアコンの性能や耐久性にも大きく影響するため、正しく選び、丁寧に施工することが重要です。
・1. 冷媒配管(フレア配管)の役割と種類
エアコンは、室内機と室外機を冷媒(ガス)が循環することで冷暖房を行います。
この冷媒を通すのが「冷媒配管(フレア配管)」です。
1.1.冷媒配管の特徴
・銅管が使われる:冷媒の漏れを防ぎ、耐久性が高い
・断熱材で覆われる:結露を防ぎ、冷暖房の効率を向上させる
・配管の長さ制限がある:長すぎると冷媒の流れが悪くなり、性能が低下する
標準的な配管サイズは、一般的な家庭用エアコンの場合、
細い管(液管)が6.35mm、太い管(ガス管)が9.52mmのものが多く使用されます。
ただし、大型のエアコンではさらに太い配管が必要になることもあります。
・2. 電線(電源ケーブル・連絡線)の種類と役割
エアコンを動かすためには、室内機と室外機をつなぐ電線が必要です。
2.1.主な電線の種類
・電源ケーブル:エアコンに電気を供給する線(100V・200Vなどに対応)
・連絡線:室内機と室外機の通信を行う線(制御信号の送受信)
電圧はエアコンの容量によって異なり、
小型エアコンは100V、大型エアコンは200Vを使用することが多いです。
また、電線の太さ(許容電流)も重要で、適切なものを選ばないと発熱や故障の原因になります。
・3. ドレンホースの役割と注意点
エアコンの運転中、室内機の熱交換器で発生した結露水を外に排出するためのホースが「ドレンホース」です。
これが適切に機能しないと、水漏れやカビの発生原因になります。
3.1.ドレンホースのポイント
・太さは一般的に14mm前後(エアコンの機種による)
・なるべく勾配をつけ、スムーズに排水できるようにする
・詰まりを防ぐため、定期的に清掃する
ドレンホースが詰まると、室内機から水が漏れるトラブルが発生します。
そのため、定期的にホースの中を掃除するか、ドレンキャップや防虫ネットを取り付けると安心です。
・4. 配管や電線の長さと施工の注意点
エアコンの配管や電線の長さは、設置環境に応じて調整する必要があります。
4.1.配管の長さの影響
・長すぎると冷媒が循環しづらくなり、冷暖房効率が落ちる
・短すぎると室外機の振動が伝わりやすくなる
標準的なエアコン設置では、配管の長さは3~4m程度ですが、離れた場所に設置する場合は延長が必要です。
その場合は、冷媒ガスの補充が必要になることがあります。
・5. まとめ
エアコン設置には、冷媒配管・電線・ドレンホースが不可欠です。
これらの部品が正しく設置されていないと、エアコンの性能が低下したり、故障の原因になったりする可能性があります。
特に、配管の長さや電線の種類、ドレンホースの勾配などに注意しながら施工することが重要です。
エアコンを長く快適に使用するために、配管や電線、
ドレンホースの選び方やメンテナンスについても意識しながら設置するようにしましょう。
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