エアコンの隠蔽配管に潜むデメリット

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おしゃれだけど注意!エアコンの隠蔽配管に潜むデメリット

おしゃれだけど注意!エアコンの隠蔽配管に潜むデメリット

 

隠蔽配管

 

エアコンの隠蔽配管は、壁や天井の中に配管を通すことで外観をスッキリさせる工法です。

特に、新築やリフォーム時に取り入れられることが多く、

部屋のデザインを損なわずにエアコンを設置できるメリットがあります。

しかし、見た目の美しさの裏には、いくつかのデメリットが潜んでいます。

今回は、エアコンの隠蔽配管のデメリットについて詳しく解説します。

 

・1. メンテナンスや修理が難しい

隠蔽配管は壁や天井の中に埋め込まれているため、エアコンの不具合が発生した際に配管の状態を確認するのが困難です。

通常の配管であれば外から目視で確認できるため、ガス漏れや水漏れが起きてもすぐに対応できます。

しかし、隠蔽配管の場合、異常が発生しても気づきにくく、

修理には壁を開けるなどの大がかりな工事が必要になることがあります。

 

・2. 費用が高くなりやすい

 

お金

 

隠蔽配管は施工時の工事費用が高くなりがちです。

通常のエアコン設置では、室外機と室内機を繋ぐ配管を壁の外側に設置するため、比較的簡単な工事で済みます。

しかし、隠蔽配管では壁の中に配管を通す必要があるため、

大工工事や内装工事が必要になり、費用がかさむことがあります。

また、将来的に修理や交換が必要になった場合も、通常よりも高額な費用がかかるケースが多いです。

 

・3. 機種の変更が難しい

隠蔽配管は、配管の形状や長さが特定のエアコンに合わせて施工されるため、

将来的に異なるメーカーや機種のエアコンに交換したい場合、配管が流用できない可能性があります。

特に、新しいエアコンのガスの種類や配管のサイズが異なる場合、配管の再施工が必要になり、

大きな手間とコストが発生することがあります。

 

・4. 配管の劣化に気づきにくい

 

配管劣化

 

エアコンの配管は経年劣化するため、長期間使用していると断熱材が劣化したり、ガス漏れが発生することがあります。

通常の露出配管であれば、外から確認できるため、異常があればすぐに対処できます。

しかし、隠蔽配管の場合は劣化の進行に気づきにくく、気づいたときには修理が困難になっていることもあります。

 

・5. 水漏れのリスクがある

 

水漏れ

 

エアコンのドレン排水管も隠蔽されていると、詰まりや劣化による水漏れが発生した際にすぐに対処することができません。

水漏れが発生すると、壁の中や天井裏でカビが発生したり、木材が腐食する可能性もあり、

建物自体の寿命を縮める原因になることがあります。

 

・6. 施工の質に左右される

隠蔽配管は施工の質が非常に重要です。

施工不良があると、配管の断熱不足による結露、ガス漏れ、排水不良などが発生する可能性があります。

しかし、配管が壁の中に埋め込まれているため、

施工後に問題が発生してもすぐに修正することが難しく、トラブルにつながりやすい点がデメリットとして挙げられます。

 

まとめ

隠蔽配管は、見た目がスッキリするという大きなメリットがありますが、

その反面、メンテナンスや修理が難しい、費用が高額になりやすい、機種の変更がしにくいなどのデメリットもあります。

特に、長期的にエアコンを使い続けることを考えると、将来的なトラブルへの対策が必要です。

隠蔽配管を選ぶ際は、これらのデメリットを十分に理解し、慎重に検討することをおすすめします。

 

 

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